ジュノオK(オーバーヒート対策改良機。)
Kの初期型は、前輪片サス、側面パネルの冷却用空気孔が下部に三本のみ。
この改良機は上部に三本追加されている。
それでも、オーバーヒートがあったようで、排気量を220ccにアップした後継改良型のKA、KB、KCでは、前面パネルの左右にも空気孔を設け、ステップ中央のダクトをつないでエンジンに送風している。側面パネルも空気孔の数を増やし、大きなかまぼこ形(上部)に変更している。
後ろのスクーターはヤマハのSC−1
(2サイクル175cc、1960年)


雑記INDEXの「ジュノオK&フリーウェイ」参照してください。
ジュノオM85型
初代とは別のスクーターと言ってもいいモデル。初代のゴージャスとはうって変わって、シンプル・スマート。

初代で苦労したオーバーヒート対策として、前面に二気筒水平対向OHVエンジンを載せ、外気で直接、冷却するよう冷却フィンをむき出しにしている。当時のホンダの苦悩が覗える。
 それにしても二気筒水平対向とは、技術者の情熱、アイディアには感心する。


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(C) Katumasa Ohbayashi