銘文に刻まれた、ことばや川柳は順に
     戎橋を南に渡ればその賑やかなこと・・・・    宝恵駕に雪がちらつく戎橋  よしの 
     友だちはよいものと知る戎ばし  水府     大阪はよいところなり橋の雨   水府 

2句目の宝恵駕(ほえかご)は新春を告げる大阪ミナミの伝統行事、商売繁盛を願う今宮戎の十日戎に併せて行われるとか。 作者のよしのは不明、3、4句の作者の水府は岸本水府で、昭和初期に活躍した川柳作家、OSK日本歌劇団、松竹歌劇団のレビューのテーマソング「桜咲く国」の作詞者、コピーライターとしても活躍し、福助、寿屋(サントリー)、グリコ等の広告を担当した。

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