保土ヶ谷:新町橋(帷子橋)から宿場町の家々を望む。橋の上には駕籠、編み笠が宿場へ歩を進める。橋の袂には二八蕎麦の看板が見える。街並みを行き過ぎ新町橋をこちら側に渡ろうとする集団の先頭が見える。広重らしい落ち着いた描きぶり。家々の屋根の色が微妙に違い変化をもたせている。バックのなだらかな山が左へと麓に続く。左側の田園の空間がややさびしい気分を誘う。流れる川は帷子川。橋の位置は改修のため移動している。広重の本図は現在の相鉄天王町商店街あたりになる。次は戸塚

浮世絵目次  五十三次1  home   next

                                           (C) Katumasa Ohbayashi