品川宿：品川の旅籠を大名行列がまさに通りすぎようとしている。茶店の女たちが店先にたって見送っている。海のブルーの濃淡が、朝焼けの薄いピンクとあいまって美しい。帆を張った舟、遠くへと続く海岸線。漁師の家並みが絵の中心部に描かれている。右側のダイナミックな松が効果的に配されていて全体を引き締め、単調さを救っている。題は「日之出」　次は、川崎の宿

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(C)Katumasa Ohbayashi