藤沢::江ノ島参詣への鳥居、人で賑わう藤沢の宿場、一番奥の遊行寺を背景に旅籠屋の女性を描く図。本人の旅支度にも見えるが、旅たつ客の荷物を手渡そうとしているのであろう。地味な装い。左足だけを覗かせている。添えらた句は、「此しゆくにゆかりの色や杜若」ゆかりの色は紫いろのこと。藤沢の藤色を表している。

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