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「’11年秋」 ◆早いもので、暑い暑いと言っていた夏は終わり、いつの間にか秋。秋は空気が澄んで気持ちがいいですね。 ▲テレビドラマで印象に残っているのは、フジの「それでも、生きてゆく」、途中の回から見始めましたが、加害者家族と被害者家族が苦悩、悲しさ、憎しみ、葛藤を乗り越えて明日への希望を見いだそうと懸命に生きていく姿に心打たれるものがありました。主演の瑛太、満島ひかりのやりとりが重苦しく、切ない。特に満島ひかりの演技、表情がすばらしい。注目の女優です。 ▲今見ているドラマは、NHKの朝ドラ「カーネーション」、久しぶりに面白いなあと思って見ています。糸子演じる尾野真千子は演技、表情抜群です。他の出演者もいい。父の小林薫、母の麻生祐未、祖母の正司照枝もいい味を出しています。料亭吉田屋の一人娘で、糸子の同級生でライバルの奈津役の栗山千明もいい。明るく前向きでテンポ良く進むカーネーションは楽しみの一つです。今後、いじりすぎてみえみえの感動押しつけドラマで失速しないよしないよう願うばかりです。 他に日テレの松嶋菜々子主演の「家政婦のミタ」、栗山千明主演の「秘密諜報員エリカ」、テレ朝の水谷豊、及川光博主演の「相棒」、フジの櫻井翔、北村景子主演の「謎解きはディナーのあとで」なんかを見ています。 ▲将棋の方は、勉強を地道に続けています。実戦も少しずつ増やしています。羽村の将棋教室に週2、3回、羽生善治永世名人を初め多くの棋士を輩出している八王子将棋クラブに月3回ぐらい(土曜日)行くようにしています。なかなか急には上達しませんし、年齢的にも上達の余地は少ないようですが、地道に努力したいと思っています。 NHK杯将棋選手権戦を見ていて、プロの棋士が凄いと思うのは、終わった後の感想戦で、何も見ないで初手からすらすら再現できることです。相当集中し、長い間修行しないとなかなかできるものではありません。今の自分は勝ったときの終盤や悔しい負け方をした終盤の一場面は再現できるものもありますが、初手からまたは途中からの再現は難しいですね。プロの棋士、奨励会員、トップアマチュア強豪の勉強量は相当らしいですね。渡辺竜王は奨励会時代、一日10時間毎日勉強していたと何かの本で読んだことがあります。佐藤康光九段について、森下卓九段は著書で『佐藤さんは公私ともに真面目で、その勉強量は間違いなく棋界随一であろう。いつだったか、「毎日将棋盤の前に七時間から八時間座っている」と聞かされたときは、さすがの私もひっくり返るぐらい驚いた。奨励会時代ならともかく、毎日これだけ長く盤と対峙できる棋士はほかにはいない。・・・・・私もそれぐらい勉強しなければならないと思い直した。』(「森下の矢倉」より) ※奨励会・・・・棋士になるための養成機関、6級から三段まであり、26歳の誕生日までに四段に昇段しないと強制退会。6級はアマチュアの4、5段に相当する。羽村の将棋教室に小3でプロを目指している男の子がいます。アマチュア四段です。弟は小一で三段です。二人とは時々対戦します。 ▲昔の映画、見続けています。 「生きものの記録」(1955年)黒澤明監督、ビキニ環礁の核実験で被爆した第五福竜丸事件をヒントに作られた映画。ビデオ店で何気に手にしたので、初め主人公の老人が三船敏郎だとは気づきませんでした。主人公の鋳物工場の社長が原爆の死の灰の恐怖に怯え、家族、社員を巻き込みながら、だんだん正気をなくし、追い込まれていく姿を描く。共演は清水将夫、千秋実、青山京子、志村喬、千石規子他。 「豚と軍艦」(1961年)今村昌平監督、主演、長門裕之、吉村実子。共演、三島雅夫、丹波哲郎、大坂志郎、小沢昭一、南田洋子、他。基地の町、横須賀を舞台に米軍からの残飯を餌に養豚で一儲けを画策する地元ヤクザの仲間入りをした若いチンペラが飼育係として働きながら組織での出世を夢見るが、ヤクザの内紛に巻き込まれて、破滅していく。若いチンピラに長門裕之、恋人役に新人の吉村実子。自滅していくチンピラと男たちに蹂躙されながらも逞しく自立していく女が対比に描かれている。戦後の経済発展を遂つつあった日本とアメリカとの関係が象徴的に描かれている。主人公が半狂乱で機関銃をぶっ放ち、大量の豚を街に放出するのは圧巻。今村昌平の映画はエネルギッシュです。それにしても若き日の長門裕之はサザンの桑田佳祐に似ています。 「風の視線」(1963年)川頭義郎監督、原作松本清張、若い男女の複雑に絡み合ったそれぞれの愛の葛藤、苦悩を淡々と情緒タッチで描いていく。最初の東北地方の荒涼とした雪景色の中で死体が見つかる場面では、松本清張のサスペンスかと期待させたが、後の流れとは全く無関係で拍子抜けした。何だかなあというメロドラマ。新玉三千代、岩下志麻、佐田啓二、園井啓介、山内明、松本清張自身もほんの少しだけ特別出演。岩下志麻の初々しい新妻姿を見る目的なら見る価値がありそうか。 「告訴せず」(1975年)堀川弘通監督、原作松本清張、カラー作品。選挙資金の裏金を騙して持ち逃げしたうだつの上がらない主人公(青島幸男)が、逃避行の中で知り合った旅館の仲居(江波杏子)と裏金を元手に小豆相場で儲け、商売に手を染めていくが、海千山千の悪人たちに自分も騙され破滅していく。青島幸男、江波杏子、渡辺文雄、悠木千帆、西村晃。娯楽政治スキャンダルサスペンス。告訴せずとは巨悪側はやましい金なので盗まれたとは公にできないという意味。娯楽映画を楽しむということならお奨め。 「沙耶の透視図」(1983年)和泉聖治監督、高樹沙耶(現・益戸育江)、名高達郎、土屋昌巳、山田辰夫、加賀まりこ、ビニ本業界のカメラマン、性不能者の編集者、神秘的な謎めいた美女、三人の性と愛、精神異常世界を描く。暗く不気味なトーンで映像が進む。高樹沙耶のデビュー作、この映画の魅力はなんと言っても彼女の物静かな神秘的な美しさ。内容は摩訶不思議な世界が繰り広げられる。。エロ映画ではありません。高樹沙耶の沙耶は主人公の名前をそのまま付けたものらしい。 「転校生−さよなら あなた」(2007年)大林宣彦監督、原作、山中恒「おれがあいつであいつがおれで」、1982年公開の、尾美としのり、小林聡美主演の「転校生」のリメイク版、舞台は尾道から長野に変更されている。蓮佛美沙子、森田直幸、清水美砂、田口トモロヲ、古手川祐子、石田ひかり、他。ひょんなことから男女が入れ替わってしまった二人の幼なじみの驚き、戸惑い、苦悩と、友情、恋、死をテーマに長野を舞台に描く。原作にほぼ忠実な「尾道転校生」とは後半部分が内容、テーマが変えられている。長野の懐かしい街並み、自然、信州の山々の映像も魅力的。 「忍ぶ川」(1972年)熊井啓監督、三浦哲郎原作、俳優座作品、栗原小巻、加藤剛、モノクロ作品、小料理屋「忍ぶ川」で出会った、家庭的に暗い影を背負った男女の淡々と静かに進行する純愛ドラマ。深川、木場、洲崎、浅草の風景、東北の田舎の風景が懐かしく魅力的。結婚初夜、毛布に包まれて、雪明かりの道を通るソリの鈴を聞きながら、二人で静かに雪景色を眺めているシーンは美しく、秀逸。内容的には平凡ながらモノクロの映像美が魅力の作品。 ▲今回は6枚の写真を載せます。4枚目の写真、ドラセナは滅多に花は咲かないのに突然、つぼみを見たときはびっくりしました。このドラセナは親木からの挿し木でまだ二年半ぐらいしかたっていません。20年以上の親木は花を付けたことがありません。ネットで調べると、縁起がいいとか、逆にあまり良くないとか、根詰まりとかのストレスがあると咲くとか、咲いた後は枯れてしまうとか、そんなことはないとか諸説紛々です。鉢は親木より二回りほど大きいので、根詰まりは考えられません。日当たりも良好です。茶色に見える坊主のかたまりの中にたくさんの小さなつぼみが付いています。白い花が咲くようです。このドラセナはまだ完全に咲いていない様です。 ネギと同じような咲き方をするようです。見守りたいと思います。 3枚目の写真、今晩のおかずで焼き魚にして食べました。川魚のように白身でさっぱりとして美味しいですね。はらわたもあまりなかったです。 5枚目の写真、時々いろんな昆虫が家に紛れ込んできます。6枚目の写真、このタオルの図柄、気に入っています。文字は、「いいゆだな」、「いいきもち」、「ゴシゴシ」、英字は「Minna no Tabo」(みんなのター坊」と書いてあります。何回か使ってしまいましたが、お宝です。 (2011、10、31)
「’11年夏」 (2011、9、1)
「’11年5、6月」 ◆時のたつのは、早いもので、もう半年が過ぎました。あっという間です。 今回は、将棋の話題を。 将棋タイトル戦が続いています。名人戦は、森内俊之九段が三連勝したときは、すんなり森内九段の名人奪取かと思いましたが、羽生善治人の三連敗後の三連勝でわからなくなりましたが、最終局は森内九段の勝利で、4期ぶりの名人位返り咲きを果たしました。羽生前名人は、強すぎるが故の過密スケジュールが災いした面もなきにしもあらず。 現在は深浦康市九段との棋聖戦は2−0で羽生棋聖が防衛まであと1勝、7月に入ると、広瀬将人・王位との七番勝負が始まります。注目しています。それにしても羽生棋聖忙しい。 ▲今は、NHK杯将棋トーナメントの観戦が楽しみです。新聞の将棋欄を見たり、詰め将棋を時々解いたりしています。近くに将棋クラブがあるのを最近知り、平日の4時頃一回だけ寄ってみましたが、席主だけでお客さんが誰もいませんでした。土日や夕方遅くにまた寄ろう寄ろうと思いながら、なかなか足が向きません。30代の頃は、足立区から御徒町の将棋センターに時々通ってた時期がありました。1級から3級は7連勝、初段から二段へは8連勝しなくてはいけないので結構厳しかったですね。(サイトによると、三段へは9連勝、四段へは60日以内に10連勝二回だそうです。)当然昇級昇段が近づくと、上位者との手合いが多くなります。情熱を持ち続けて、努力していればもっと上の段に行けたんでしょうが、転居、転勤等でだんだんに遠ざかってしまいました。将棋を指すのは結構気合い、体力、気力がいります。負けが混んできたり、昇級昇段がかかった将棋に負けたときの帰路は足が重かったですね。いい思い出です。60過ぎても将棋を楽しめるのは、幸せなことです。 ▲尊敬している棋士はなんと言っても、羽生善治棋聖、好きな棋士は、「光速の寄せ」で有名な、品格の備わった谷川浩司九段、「緻密流」で、危険を承知で踏み込みがよく、終盤のねじり合いに滅法強い佐藤康光九段、居飛車党で直線的な攻め、剛胆な手で魅せてくれる郷田真隆九段、興味があって応援している棋士、一風変わった将棋を指す窪田義行六段、奨励会退会後、再チャレンジしてプロ棋士になった瀬川晶司四段、名人戦の将棋解説で聞き手の女流棋士に思わず告ってしまった(?)、才能豊かでユーモア解説の山崎隆之七段・・・・ ▲相変わらず、昔の映画、見続けています。 黒澤明監督の作品 「野良犬」(1949年)三船敏郎、志村喬、木村功、三船扮する若き刑事が、バスの中で拳銃をすられ、盗まれた拳銃によって殺人が行われる。苦悩する若き刑事が老刑事の励まし、指導を受けて犯人の遊佐(木村)を執拗に追いつめていく。戦後間もない頃の当時の町、人々の様子が手に取るように描き出されていて、記録面からも貴重な映像が楽しめる。風俗、街並み、商店街、歓楽街、自動車、鉄道、人々の会話、郊外の様子等が懐かしい。プロ野球の巨人対南海の実際の対戦映像が使われている。外野フェンスの看板の宣伝広告も貴重、「サロメチール」(三共)の文字を見たときはびっくり。傑作 「天国と地獄」(1963年)三船敏郎、仲代達也、香川京子、山崎努、身代金幼児誘拐事件を題材にしたサスペンス。新幹線こだまで号の身代金受け渡し場面の緊迫感が凄い。少ない手がかりから犯人を少しずつ絞り、推理し、特定していくプロセスがスリリングで飽きさせない。犯人の医学生を演じた若き日の山崎努の演技は素晴らしい。傑作 「生きる」(1952年)志村喬主演のあまりにも有名な作品。毎日無気力に過ごしてきた市役所職員が、癌を宣告されたのをきっかけに、絶望し、やけっぱちになりながらも最後は、残り少ない命を市民のために懸命に燃やそうと決意し、実行していく物語。 自分の努力で完成した公園で、雪の降る中ブランコに揺られながら「ゴンドラの唄」を口ずさみながら死んでいく姿は切ない。 絶望して、酒場で偶然知り合った作家(伊藤雄之助)に有り金を託して、歓楽街で遊び惚けたり、市役所を辞めた若い臨時職員の女の子とのやりとりも印象的。傑作 「用心棒」(1961年)三船敏郎、仲代達也、司葉子、山田五十鈴、加藤大介、東野栄治郎、上州宿場にふらっと現れた浪人の桑畑三十郎(三船)が、宿場を食い物にし、抗争に明け暮れする二つのヤクザの間に用心棒として巧みに入り込んで、知略と剣さばきで、二つのヤクザを破滅に追い込んでいく。娯楽活劇痛快時代劇、三船敏郎の豪快な殺陣が凄い。最後の場面の、気障なガンファイター卯之助(仲代)との対決シーンは見もの。迫力ある映像、テンポ良く進むシーン、脇を固める芸達者の演技、音楽・・・どれとっても面白く素晴らしい。世界の最高傑作の一つ。 「八月の狂詩曲」(1991年)原作・村田喜代子「鍋の中」、村瀬幸子、吉岡秀隆、大寶智子、リチャード・ギヤ、四人の孫たちが、お婆ちゃん(村瀬)が語る長崎の原爆投下の話を聞きながら、戦争に対して関心を深めていく。夕立の稲妻に驚き、幻覚の原爆の光を見たお婆ちゃんが、孫たちをシーツで守り、雨の中を飛び出し、懸命にお爺さん(夫)を探しに行くシーンが印象的。映像が美しい。若き日の大寶智子を見たときはちょっと嬉しかったですね。 森繁久弥主演の「喜劇・駅前シリーズ」、森繁久弥、伴淳三郎、フランキー堺、「社長シリーズ」と違って各作品、駅前が付くこと以外、統一性、共通性、連続性はない。三人が活躍」する喜劇。気軽に楽しめていい。社長シリーズ同様、お色気ネタも。それぞれの作品、当時の世相が色濃く反映していて面白い。新興勢力、新しい潮流と古いものを守ろうとする勢力との対立、対決が見もの。 「駅前温泉」「駅前弁当」「駅前開運」「駅前旅館」「駅前金融」 市川 崑監督、横溝正史原作、金田一耕助探偵シリーズの5作品、「犬神家の一族」(2006年版)、「獄門島」「悪魔の手毬唄」「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」、石坂浩二主演、警部を演じた加藤武。独特な風貌いでたちの石坂のユーモアを交えた飄々とした演技、表情が魅力的、困ったとき頭をかき、ふけを落としたり、照れくさそうにしながらもきっちりと報酬を受け取ったり、警部の「よし!わかった」の連発、胃薬を吹き出すなど、お決まりも楽しい。金田一が過去の因縁、怨念の糸をたぐり寄せ、いつの間にかさらりと、さりげなく事件を解決をしていくのがすばらしい。「犬神家の一族」の初期版も見るつもりです。 「細雪」(1983年東宝)谷崎潤一郎原作、、岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子、石坂浩二、伊丹十三、岸部一徳、江本孟紀、大阪船場の没落しかかった名家の美しい四姉妹の日常、葛藤、恋、苦悩を日本的な四季折々の美しい景色の中に描いた名画。この映画の映像は実に美しいですね。四姉妹の個性、性格、生き方が四女優によって見事に演じられている。特に三女役の吉永小百合の控えめな演技、儚げで慈愛に満ちた眼差しがすばらしく印象に残っています。四姉妹の艶やかな衣裳も魅力的。お互い惹かれあう義理の兄(石坂)と妹(吉永)との決して行動には移すことができない、許されない心に秘めた淡い恋が切ない。偶然石坂に見られてしまった裾の乱れを静かに直す吉永の演技にどきっり。お奨めの映画です。傑作 「蔵の中」(1981年)横溝正史原作、高林陽一監督、山中康二、松原留美子、中尾彬、吉行和子、肺を病み耳の不自由な姉と姉を慕い看病する弟との妖しい関係が蔵の中で繰り広げられる。幻想、耽美の儚く哀しい物語。監督の高林陽一は原田知代主演の「時をかける少女」で出演もしている。姉を演じた松原留美子は実はニューハーフ、当時話題に。姉と弟に望遠鏡で盗み見された中尾彬、吉行和子も濡れ場、修羅場を好演。最後にあっと驚くどんでん返しが。不思議な映画です。原作を読もうと思っています。 他に黒沢 明監督の「隠し砦の三悪人」「蜘蛛の巣城」「静かなる決闘」「白痴」「どん底」、浦山桐郎監督、吉永小百合主演で有名な「キューポラのある街」、渡辺祐介監督の「黒の奔流」他見ました。 ▲今回も4枚の写真を載せます。一枚目の草いちごの実、甘酸っぱくてなかなか美味しい。小粒なのが惜しい。 (2011、7、1)
「’11年春」 ◆この度の東日本大震災により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く被災地が復旧、復興されますようお祈り申し上げます。 ◆4月に1年半ぶりに胃カメラ検査をしました。今回は、初めて鼻から管を通す経鼻胃カメラを経験しました。口からの胃カメラは、4回ぐらい経験がありますが、やはりあの苦痛、不快感には敬遠したくなります。ついつい延ばし延ばしになりがちです。ネットで胃カメラを検索していたら、フジフィルムの経鼻胃内視鏡のサイトにたどり着きました。このサイトに経鼻内視鏡で検査できる医院の一覧があり、自分の住んでいる近くにも、あることがわかり、某医院に早速電話をかけ受診することになりました。 口からのカメラに比べ苦痛、不快感もそれほどなく、大分楽でした。これなら1年毎ならやってみようという気が起こります。最初の受診の時、いつものように肝炎等の感染症を調べる血液検査がありました。当日は、朝食抜きです。 1、胃の興奮を鎮めるどろっとした白い液体を大匙一杯ほど飲みました。2、どちらの鼻の穴が通りやすいか、決めます。3、鼻の穴に霧状の麻酔薬を吹きかけます。4、しばらくしてジェル状の麻酔薬を鼻の奥に入れます。5、5分ぐらいすると、柔らかい棒状の短い管を入れます。この管の太さが胃カメラの管と同じで、鉛筆の太さぐらいだそうです。慣らすためのようです。看護婦さんの痛みますかの問いかけに、「痛みはありませんが、ちょっとだけ響きます」と言った覚えがあります。6、先生による胃カメラの開始です。 丁寧に見ていただいたようで結構時間がかかりました。後で伺ったら、見落としがないか二回見るようにしていますとのことです。あまり長いと、もしやガンなのかと不安がよぎります。軽い線状胃炎と前回別の医院で指摘された食道裂孔ヘルニヤ(胃が食道の方にせり上がり、胃液が食道の方までくるため強い胸焼けがする。)があるとのことでした。これで約1年は胃ガンの不安からは解放されます。 先生はこのとき、アキレス腱を痛めたため松葉杖をついての診察、検査でした。手術されるそうでしばらく、休診だそうです。 胃に不安があって、胃カメラを躊躇されてる方は、経鼻胃カメラをお勧めします。 ▲胃カメラ関連で、このサイトが写真サイトであるので、カメラメーカーと医療機器製造について調べてみました。 各種内視鏡のパイオニアで、トップメーカーは、なんといってもオリンパス。世界シエア7割。HOYA傘下になってしまったペンタックスも各種内視鏡でかなり力を入れています。今回お世話になった経鼻胃カメラは、東芝メディカルシステムズとの合弁のフジフィルムグループのフジノン、個人医院向け中心に、かなり経鼻胃カメラ等でシエアを伸ばしているようです。眼科医療機器で有名なのは、以前カメラも作っていた旧東京光学のトプコン(トプコンは東芝系)、ニコンは顕微鏡、補聴器。コニカミノルタは、マンモグラフィ(乳房X線)、画像診断システム。キャノンは、眼底検査機器と他社製超音波診断装置、マンモグラフィの販売。カメラメーカーではありませんが、CT、MRI、レントゲンでは、東芝メディカルシステムズ、横河メディカル、島津製作所が有名です。 ▲相変わらず昔の映画を見ています。心に残った作品。 「残菊物語」(1939年)松村梢風原作、溝口健二監督、花柳章太郎、森嚇子、若き日の六代目菊五郎の芸道修行の苦悩と彼を陰で支えるお徳(義弟の乳母)との悲恋物語。最後が切ない。名画。 「二十四の瞳」(1954年)壺井栄原作、木下恵介監督、高峰秀子主演、軍国主義が色濃く迫る中、小豆島を舞台に師範学校出たての女先生・大石先生と12人の教え子たちとの心温まるふれあいを反戦のメッセージにのせて描いた傑作。女先生の子供たちに注ぐ愛情、子供たちの表情、笑顔と合間に時折流れてくる童謡唱歌が印象的。 「流れる」(1956年)幸田文原作、成瀬巳喜男、監督、田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、岡田茉莉子、杉村春子、特別出演の栗島すみ子(既に引退、往年の名女優)、落ちぶれかかった柳橋の芸者置屋に集う女達の日常、苦悩、葛藤、確執を、田中絹代演じる女中の目を通して描いている。日本映画を代表する豪華な女優陣の競演が見事。栗島すみ子の重厚な演技には目を見張るものがある。一見派手で特別な存在のイメージの強い花柳界にも普通の生活と何ら変わらない日常、苦労、苦悩があることを丁寧に描いて秀逸。この映画、また見たくなる映画で、日本映画を代表する傑作。お奨め映画です。 「祇園囃子」(1953年)川口松太郎原作、溝口健二監督、木暮実千代、若尾文子、花柳界に生きる先輩、後輩二人の芸妓の苦悩と絆を描く。芸妓でありながら男達の金と欲望の都合に流されることなく、苦悩しながら自分の気持ちを貫いて行く二人の強さと悲哀を描いて秀逸。今放送中のNHK朝ドラ「おひさま」に出演の若尾文子の初々しい可愛さは何なんだろう。浪花千栄子、進藤英太郎の演技も素晴らしい。この映画も傑作。 「七人の侍」(1954年)黒澤明監督、三船敏郎、志村喬、加藤大介、木村功、千秋実、宮口精二、稲葉義男、津島恵子、略奪を繰り返し盗賊化した野武士軍団に苦悩する村人と助っ人として雇われた七人の侍達が葛藤しながらも協力して、野武士軍団を打ち負かしていく物語。日本映画を代表する傑作。 「椿三十郎」(1962年)黒澤明監督、三船敏郎、仲代達矢、加山雄三、団令子、小林桂樹、入江たか子、伊藤雄之助、田中邦衛、お家騒動を解決しようと立ち上がった、血気盛んながら見通しの甘い若い侍たちと、ひょんなことから助っ人になった三十郎とのやりとりが面白い。ユーモアが漂う。右往左往の若い侍たちに比べ、三十郎が強くかっこよすぎるくらいに描かれている。仲代達矢との壮絶な居合いシーンは見物。この映画も傑作。 森繁久弥の「社長シリーズ」も気軽に楽しんでいます。 「銀座カンカン娘」、「宗方姉妹」、「カルメン故郷に帰る」、「近松物語」、「五瓣の椿」、「雁の寺」、「張込み」、「鬼畜」他も見ました。 ▲もうすぐ、墓参りと写真撮影に行きたいと思っています。 今回も四枚の写真を載せました。馬酔木は、万葉集で、大伯皇女が弟の大津皇子の死を悼んだ和歌に詠まれています。 「磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君のありと言わなくに」 (2011、5、1)
「昔のドラマ、映画」 ◆今年に入ってから、昔のドラマ、映画をよく見ています。TBSで1月に再放送された「ふぞろいの林檎たち」のVを偶然見たのがきっかけです。Vを見たらTをどうしても見たくなり、DVDBOXをネットで購入。Tを見終わって、大手レンタルビデオ店で会員登録して、Uを借りて見ました。「ふぞろいの林檎たち」は、放映当時、見た記憶がありますが、そんなに夢中になって見なかったかもしれません。今回改めて見て、はまりました。実に面白い。ドコモのモバゲーのCM版「ふぞろいの林檎たち」が流れていますね。麻生祐未は林檎たちには出演していませんが、違和感がありません。騙されました。 この二ヶ月に見た映画ドラマ(メモは適宜書きました。統一されてません。) ふぞろいの林檎たちT、U、V 山田太一原作・脚本、中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、中島唱子、高橋ひとみ、国広富之、根岸季衣、佐々木すみ江、吉行和子、小林薫・・・主題歌はサザンオールスターズの「いとしのエリー」 青春時代を過ごす男女8人が、恋の悩み、将来への不安、現実への挫折、葛藤と戦いながら、成長していく青春ドラマ。脚本も主人公たちの演技も素晴らしく、次を見るのが待ち遠しくなる名作。登場人物が個性豊かに描き分けられている。良雄(中井貴一)の真面目・優柔不断ぶり、健一(時任三郎)の友達思い・自信過剰ぶり、実(柳沢慎吾)のお調子者・へたれぶり、陽子(手塚理美)の慎重・堅実ぶり、晴江(石原真理子)の自由奔放ぶり、綾子(中島唱子)の幸せゲットの執念ぶりも見もの。U、Vに登場の主人公たちに立ちはだかるモンスター役の、柄本明、室田日出男の怪演も見事。 陸軍中野学校 小川真由美 加東大介
スローなブギにしてくれ 藤田敏八監督、浅野温子、古尾谷雅人、山崎努、浅野温子の事実上のデビュー作、彼女の小悪魔的な大胆な迫真の演技が魅力的。どことなく池脇千鶴に似ています。主な舞台になっている福生の見覚えのある景色が何カ所か出てきます。南佳孝の歌もいい。バイクは小説のホンダのCB500とは違って、ホンダの赤いスーパーホークV400。
新諸国物語 笛吹童子(1954年)北村寿夫原作、東千代之介、中村錦之助、月形龍之介、大友柳太朗、田代百合子、高千穂ひずる、冒険活劇時代劇。つっこみどころ満載ながらも、子供向けの作品らしく、ほのぼのとして楽しい。東千代之介、中村錦之助が初々しくて凛々しい。田代百合子、高千穂ひずるがなんとも可憐で美しい。「ヒャラーリ ヒャラリコ ヒャラーリ ヒャラリロ」で始まる笛吹童子の歌が耳に残ります。
「’11新年」 ◆明けましておめでとうございます。本年も月一、雑記の方も、二ヶ月に一回を目指して更新したいと思います。本年もよろしくお願いいたします。 ▲昨年も、一昨年の大阪、名古屋・・・同様、群馬の富岡、砥沢、千葉の佐原などに足を伸ばして写真を撮ることが出来ました。 1枚目の写真はミラで砥沢に寄った時のものです。保有カメラ全部でシャッターを切ることが出来ました。今年も、少しでも多くシャッターが切れればいいと思っています。ただ、先のことを考えてあまり使わないであろうカメラ、レンズは少しずつ整理しようと思っています。 ▲昨年もいろんなテレビ番組見ました。印象に残っているのは、NHKの「ゲゲゲの女房」、「龍馬伝」、秋ドラでは、日テレの「Q10」、フジの「フリーター、家を買う」、TBSの「獣医ドリトル」(タイトルバックの畑の中の1本の木の景色、なかなかいい)、テレ朝の「相棒」、単発ドラマでは、NHKの「心の糸」、一昨年の「火の魚」同様、いいドラマでした。主演の神木隆之介と母親役の松雪泰子との親子の絆、愛情、葛藤が、抑えられたトーンで深く静かに描かれた心に残るドラマでした。 娯楽教養番組では、暮れに放映された「NHK杯将棋トーナメント60周年記念 歴代優勝者が選ぶ名勝負十局」は、好企画で内容も充実していて堪能しました。特に五段当時の若き日の羽生善治名人の初々しい姿ながら凄みのある雰囲気が印象的でした。 この番組、もっと宣伝しても良かったですね。ネットの掲示板で見逃したことの残念な書き込みが多数。 日テレの正月番組の「たけしの教科書に載らない”日本人の謎”パート2」も良かったですね。31日に再放送がありました。古代から今につながる不思議な日本の歴史の謎が、親しみやすい再現映像、工夫された解説図、専門家による丁寧な説明等で、見事に解き明かされていまし。出雲の話、崇峻天皇の怨霊の話、明治神宮にまつわる話、伊勢神宮と熊野の話等、興味深い内容でした。 三日の20:00〜21:24第三弾があります。・・・日本人が神様と仏様を同時に拝むのはなぜか?の謎解き。ご覧あれ。 テレ東の30日に放映された「大相撲100番豪華SP」も好企画で、内容も充実していました。相撲ファンにはたまらない番組でしょう。 ▲昨年の11月に月島、辰巳、東雲、東京湾岸の帰りに、夕暮れが迫っていたけれど、久しぶりに銀座に寄ってみました。銀座通りを銀座四丁目から銀座一丁目にかけてのビル群を見てびっくり仰天、外国資本のビルの実に多いこと。今の日本を象徴しているようで、寂しいような、悲しいような何とも言えない思いにとらわれながら、シャッターを切っていきました。4枚目の写真がそのときの写真です。他もいずれ載せたいと思います。 店の前にいたBMWのMINIのギャラリーのお姉さんとの会話・・・・「この店いつから?」 『今年の5月からです。』 「久しぶりに銀座来たんだけど、こんなに外国のビルが多いとは、びっくりだね。日本危ないかもね。」 『私も びっくりしているんです。本当に多いですよね。』 笑いながら「ここもそうじゃないの?」 苦笑いして、『あっ、そうでした。』 ※初めてゆりかごめに乗りました。ゆりかごめから眺める景色は自分には新鮮で感動しました。異空間でした。 ▲三枚目の写真は、小平市にある東京ガスのガスミュージアム。新青梅街道沿いにあります。青梅に引っ越してきて14年目で、初めて昨年の10月に寄りました。「こんなところに洋館がなぜ?」と、いつも不思議に思っていました。明治時代からのガスの歴史が写真、絵画、解説、広告、実際の展示物等で一目でわかります。私は見ていませんが、夕方にはガス灯に火が入るらしいです。メインの「ガス灯館」と「くらし館」はいずれも明治時代に建てられた東京ガスの社屋を移設・復元した煉瓦作りの建物です。「くらし館」では、明治時代からの懐かしいガスの暖房、調理器具、メーターなどが、多数見ることができます。お勧めです。東京都小平市大沼街2−590、入場無料、月/年末年始休館、10:00〜17:00(入館は16:00まで)、駐車場50台。詳しくはサイトをご覧ください。 ▲昨日の大晦日の夕方、NHKラジオの「年末特集 思い出の昭和歌謡〜小沢昭一・長田暁二 昭和を語る〜」を聞きながら、この雑記を書いていたら、東京大衆歌謡楽団なる20代から30代の男性4人組の歌声が聞こえてきました。上野や浅草などで路上ライブで昭和歌謡を歌い継いでいるグループだそうです。楽器はアコーディオン、ウッドベース、バンジョー。3曲聞きましたが、昭和の懐かしい雰囲気がでていてなかなかいい。アコーディオンが郷愁ををそそります。面白いグループが現れました。2009年4月結成。同12月、CD&カセットでデビュー。注目したいですね。サイトがあります。興味のある方は検索してみてください。(2011、1、1)
「’10年秋」 ◆今回も4枚載せます。10月の中頃から、だいぶ秋らしくなってきました。気づくともう秋です。時のたつのは早い。 キボシカミキリは、クワ、イチヂク、柑橘類を好むらしいです。農家の方にとっては、困った虫なんでしょう。この虫、結構おとなしかったです。弱っていたのか、元々そうなのかわかりません。 ハナミズキは春になると、街路樹等でよく見かけます。北アメリカ原産とか。花ビラに見えるのは実際はがくで、中心部に小さな花を付けるようです。自分の庭にも一本あります。 セイタカアワダチソウは、漢字では背高泡立草、これも北アメリカ原産の帰化植物。今は昔ほど、勢いがないような気がします。他の植物の成長を阻害する物質を根から分泌するも、自分自身も影響を受けていたり、土の養分を吸い取りすぎたためとかいわれています。 時々立ち寄る藤ノ木農道は結構田んぼや畑があります。田んぼや畑を見ると、ほっとします。小さい頃住んでいた名古屋の家の周りの景色を思い出します。 ▲秋のドラマが各局、競って始まりました。篠原涼子主演の「黄金の豚」(日テレ)、米倉涼子主演の「ナサケの女」の対決、見ものです。まさに娯楽ドラマ。「Q10(キュート)」(日テレ)は、木皿泉脚本で楽しみにしています。セクシーボイスアンドロボの主題歌を歌っていた高畑充希(歌手名、みつき)が出演しているのも楽しみです。木皿泉の脚本には、何かしら生きる上でのさりげないヒント、メッセージが散りばめられています(「すいか」(2003)、「野ブタ。をプロデュース」(2005)、「セクシーボイスアンドロボ」(2007)を担当、いずれも日テレ、時々この雑記でも触れています)。 「フリーター、家を買う。」(フジ)、「獣医ドリトル」(TBS)、「相棒」(テレ朝)も楽しんでいます。 朝ドラの「てっぱん」はいまいちなじめません。ここ10年では、石原さとみの「てるてる家族」、藤山直美の「芋たこなんきん」、貫地谷しほりの「ちりとてちん」が良かったですね。 本は、「有頂天家族」に続いて、 森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」を、読んでいます。なかなか面白いですね。漫画を読んでいるような臨場感があります。登場人物がみんな自分なりのこだわりを持ち、悩みを抱えながら、けなげに生きています。「有頂天家族」同様、さわやかで、ほのぼのとした独特な森見ワールドを展開しています。「コドモノクニ名作選」上・下(アシェット婦人画報社」)4500円を買いました。パラパラとしか見ていませんが、ページを繰るのが惜しいような絵本集です。5000余の文学・美術・童謡の中から、珠玉の300作品を厳選。※「コドモノクニ」は1922年から1944年にかけて東京社(現:アシェット婦人画報社)から出版された児童向けの良質で芸術性の高い童画、童話、童謡、踊り等を融合した総合絵本雑誌。子供を育てる親向けの教養ページもあった。大正モダニズムの香りが懐かしい。 ▲9、10月は、久しぶりにモノクロ写真をたくさん撮りました。バイクに乗って、武蔵村山(旧日産村山工場跡地)近辺数回、檜原村、所沢、法事の帰りに寄った上野・秋葉原、車に乗って、群馬の富岡 、南牧村(なんもくむら)の砥沢・・・。 富岡、砥沢ではいい天気にも恵まれ、たくさん写真撮りました。36枚撮りで8本。いい気分で撮ることができました。何人か写真も撮らせていただきました。声をかけてくれたり、挨拶してくれたり、道を教えてくれたり、写真を撮らせてくれたり、みんな親切でした。バナナも頂きましたした。 車は初めて乗る軽自動車のダイハツのミラ(4速AT、3,700kmのディ−ラー車)、マーチ(8年間で、僅か12,000km)から9月の頭に替えました。プロパンの運搬台車を通りやすくするため、一回り小さな軽にしました。長さで約30cm、幅で約20cm短くなります。ボンベも50キロから20キロに変更。(これでバイク二台とミラがスムースに置けます。) そんなに期待していなかったミラですが、うれしいことにその期待を裏切り、これがなんともいい。感心したのは、普通のエンジン(自然吸気)ながらミラのけなげによく走ること、高速も山道も何の問題もなくすいすい走ります。高速の80〜100キロ走行では、1.4のマーチと遜色がなく、回せば120キロまでは余裕がありそうです。今度は、千葉の佐原にミラで撮影に行こうかと思っています。高速の追い越し車線をぶっ飛ばしている大型バイクを見ながら、バイクでの高速は今の自分には体力・気力面でもう無理かなと妙に納得し、高速利用の遠出はミラだけになりそうです。 ミラはシートが固めのせいか、不思議と疲れません。ミラは、普通車に比べ快適性、遮音性、発進、加速等で若干劣るものの実用上問題のないレベルです。今の軽自動車は良くできていますね。小さな660ccのエンジンでこれだけ走れば愛着がわくというものです。しかも小回りが利いて、駐車しやすく、税金も安く、燃費がいいとなれば、出番が多くなりそうです。今回の遠出での燃費は街乗りと高速半々でエアコン作動せずで約18km/L、結構いいです。カブ110の60km/L前後は驚異的で別格(最高68km/L)。遠出はミラ、近場はバイクを相棒に、これからもたくさん写真が撮れればいいですね。 (※ミラ、ムーブ、タント、エッセ等搭載の自然吸気のKF型エンジンの出力、58ps/7,200rpm、トルク6,6kg・m/4,000rpmはクラス最高、ダイハツのブーン、トヨタの1,000ccのヴィッツ、パッソ、ベルタ、IQのエンジンも同じ系統、スバルのルクラ、プレオにもOEM、来年には軽参入のトヨタにもOEMの予定。) (2010、11、1)
「’10年夏」 ◆今回も4枚載せます。夏になると、ピンクとこの白い百日紅(サルスベリ)が炎天下の中、咲いてくれます。元気をくれる花です。アドバルーンを目的に撮るのは初めてかも知れません。二階からよく見えました。アドバルーンはなぜか昭和の懐かしい匂いが漂っています。時々久しくお目にかかっていない虫が紛れ込んできます。以前雨戸を開けたらカナヘビかトカゲが手に飛び乗ってきたのにはびっくりしました。小さい頃はいろんな虫を捕りに行きました。かぶと虫、トンボ、蝶々、カミキリムシ、黄金虫、玉虫、蛍、とのさまばった・・・・・。下の犬は10歳ぐらいで、なかなか面白い犬です。ただ近くによると甘えて飛びついてくるのが苦手です。結構大柄です。時々犬や猫、他の動物の気配を察して、突然吠え始めます。 ◆今年の夏は猛暑続きで、夏バテ気味です。特定健診(メタボ健診)で少し腎機能が低下しているといわれました。減塩を心がけていますが、なかなか難しいですね。普段は減塩醤油、酢、ゆずぽんを使っています。 ▲買ったのを忘れていて、机の整理をしていたら姿を現した、森見登美彦の「有頂天家族」を読んでいます。一昨年のフジテレビ放映された「鹿男あをによし」(原作、万城目学ーマキメマナブ)の流れで買ったみたいです。擬人化された狸が主人公の一風変わった小説。天狗、人間も登場してきます。なかなか面白い。前々回少し触れました黒田硫黄の「大日本天狗党絵詞」も天狗が登場してきます。三部作らしいので、続きも読んでみようと思っています。 ▲テレビドラマではTBSの「うぬぼれ刑事」が案外面白くて秀逸。脚本、宮藤官九郎、主演の長瀬智也の妄想入りの表情、台詞、最後のお決まりのシーンで白いスーツでびしっと決めて、ダンスを踊るのも何ともいい。ダンスがうまい。生田斗真、要潤 矢作兼(おぎやはぎ)、坂東三津五郎が演じる、スナックのカウンターでいつもたむろしているスケベで間抜けでどこか憎めないダメ男たちのやりとりが面白い。「へいへいへーい」で盛り上がるのもお決まり。 中島美嘉、荒川良々、西田敏行もいい味を出しています。 毎回笑わせてもらっています。 荒川良々は不思議なキャラの持ち主。名前の「 良々」もユニーク、よしよしと読むそうです。(本名は荒川良友) ▲期待していたテレ朝の「熱海の捜査官」は、連続ドラマでストーリー展開が遅く、何を描こうとしているのかが今ひとつ伝わってきません。同じオダギリジョー主演で好評だった一話完結ドラマ「時効警察」が良すぎたか。日テレの「ほたるのひかり2」は前回シリーズほどわくわく感が今ひとつありません。国仲涼子の素敵女史がいないのも一因かも。 (2010、9、1)
「’10年5、6月」 ◆4年間使っているデスクトップパソコンとノートパソコンの調子が悪くなり、いろいろ考えた末、駄目元で自分でHDDを交換しました。HDDフォーマット、OSインストール、ソフトのインストール、ファイルのコピー等、結構な労力と時間がかかりました。併せて、デスクトップのメモリーを1Gから3Gに増設し、縦縞が目立ってきたノートパソコンのモニターを外付けにしました。今は二台とも快調に動いています。これで3年は使えそうです。買い換えより、少なくとも15万ぐらいは浮いたようです。HDDの交換をメーカーに依頼すると工賃だけで4、5万円はかかるようです。 ▲日テレの「Mother」終わってしまいましたが、感動的ななかなかいいドラマでした。最終回は、ヤフーの掲示板では賛否が分かれているようです。子役の芦田愛菜、注目度急上昇中です。田中裕子の物静かな演技も魅力的でした。 案外楽しめたのは、途中の回から見た日テレの大野智主演の「怪物くん」(原作・藤子不二雄A)、八嶋智人、上島竜平、チェ・ホンマン、川島海荷、濱田龍臣・・・。TBSの夕方のNスタの森田さんの「とことん天気予報」の森田さんと二人の天気キッズ(せいしゅう君、みれなちゃん)のやりとり、ほほえましくていいですね。森田さんから二人に出される三択問題、勉強になります。6/10の問題、「スイカの原産地はどこか?」1.アフリカ 2.南米 3.オーストラリア 答えは下に。 ▲W杯サッカーの日本代表の活躍、めざましいものがありました。惜しくもベスト8には届きませんでしたが、多くの感動、元気をもらいました。ご苦労様でした。 ▲車の任意保険を初めてネット保険の三井ダイレクト損保で契約しました。案外簡単に手続きすることが出来ました。去年よりおなじ条件で、1万円以上安くなりました。もっと早く利用していれば良かったと思っています。来年はバイクの任意保険も切り替えようと思っています。コールセンターの担当者も親切でした。 ▲今回更新した「根津・千駄木」はフリーウェィで撮りに行きました。父の形見のマミヤ35オートデラックス2で撮りましたが、今でも充分使えます。久しぶりの標準レンズ(48ミリ)で、戸惑いましたが、慣れてくると、広角の28ミリとは違った切り取りができて、結構楽しい撮影でした。但し、日中ではF1.7は宝の持ち腐れで、感度100フィルムでF8、F11がほとんどです。昔、ペンタックスのKMでは50ミリレンズをよく使っていました。原点に立ち帰って時々標準レンズで撮ってみようかと思っています。今度はコンタックスG2の45ミリあたりで。武田花の有名な写真集「眠そうな町」は50ミリレンズで撮られています。 (2010、7、1)
「’10春」 ◆この頃、時の過ぎるのが、早いなあ、とつくづく感じます。ついこの間、新年が明けたと思ったら、もう5月です。今回は身近な写真4枚。 最近のテレビで面白いドラマ、NHKの土曜時代劇「咲くやこの花」、「ちりとてちん」で有名な藤本有紀の書き下ろし。主演・成海璃子、百人一首好きの主人公が恋、友情、親子の絆、師弟愛、近所の人たちとの触れあいを通して成長していく涙あり、笑いありの明るくさわやかな物語。次回が楽しみになるよくできたドラマでした。 ▲現在放映中のNHKの「八日目の蝉」、原作・角田光代、主演・檀れい、日テレ「Mother」、「東京ラブストーリー」の脚本家・坂元裕二の書き下ろし、主演・松雪泰子、子役の芦田愛菜の演技、けなげさにはじーんとくるものがあります。「八日目の蝉」と「Mother」はコラボかな思わせるほどテーマが似ています。二作とも他人の幼い子供を誘拐して逃亡する女性の母性、苦悩、葛藤、切なさを描いています。檀、松雪二人の迫真の演技が素晴らしい。「八日目の蝉」の原作は新聞連載で読みました。 ▲時々偶然見るNHK教育のアメリカのホームコメディ「アルフ」も面白いですね。アルフの人を煙に巻いたようなとぼけ加減は絶品。フジの50周年開局ドラマ「わが家の歴史」も懐かしく楽しみました。朝ドラの「ゲゲゲの女房」は、久しぶりに楽しめそうです。テレ朝の「臨場」、TBSの「新参者」も楽しんでいます。テレ東の「モヤモヤさまーず2」が日曜の夜7時に移つりましたが、モヤモヤはやはり深夜の方がしっくりします。 ◆ ひょんなことから、黒田硫黄の漫画を読んでいます。この雑記でも触れました日本テレビの「セクシーボイスアンドロボ」の原作者が黒田硫黄です。「セクシーボイスアンドロボ」2巻、「茄子」3巻、「大王」を読み、「大日本天狗党絵詞」4巻の1巻を読み始めました。難解なところはありますが、不思議で魅力的な世界が繰り広げらています。繰り返し読んでみたい漫画です。もう少しじっくり読んでからいつかまた触れられればと思っています。 ◆バイクはCD125とフリーウェイに乗り続けています。2台とも2年目に入りました。フリーウェイ、古いのでハンドル周りのパネルやカバーのがたつきがまた目立ってきました。ドライバー、六角レンチで全部バラして点検とねじの増す締めをしました。今回はねじ穴のくずれや爪の欠けはありませんでした。結構めんどくさい作業です。電気系統のコネクターを外すのが意外に固くて難しいですね。あと、元に戻せるか不安がよぎりますが、なんとか無事に終了。しばらくは快適にとはいかないまでもそれなりに乗れそうです。タイヤ(10インチ)が小さいので、段差、不整地、マンホールの蓋等でショックを拾いやすいです。スクーターの整備はパネル、カバーを外すのが大変です。ヘッドライトの電球やプラグ交換もなかなか厄介です。そろそろ部品の供給を心配しなくてはならない時期になっています。特に外装はバックオーダーが多いみたいです。既に二回一ヶ月待ちを経験しました。 ▲年取ってくると、軽量コンパクトなバイクに乗りたくなります。2台とも140キロを超えています。あと20キロぐらい軽いといいですね。フリーウェイの方が若干重いのに軽く感じます。人気のカブ110と爆発的人気の125ccスクーター・PCXが乗りやすそうです。PCXの車体で250が出たら即買いですね。期待されたホンダの250スクーターFazeは180キロもあり、やはり大きいですね。カブの足だけのカチャ、カチャのチェンジは変な魅力があります。 ◆今回、ホンダ・ジュノオの写真を更新しました。青梅からだとホンダのツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)は遠いですね。東北自動車道の鹿沼インター降りても、車で約90分かかります。久しぶりに高速道路を車で走りましたが、正直怖かったです。みんなよく飛ばしています。感心します。左車線を80、90キロ平均で走りました。降りるところを間違えたり、道を間違えたり結構時間がかかりました。閉館30分前にやっと到着。30分間しかいませんでした。帰りは緊張と恐怖の夜間雨の高速。機会と気力があれば今度はじっくり見学したいですが、実現するかどうか。(2010、5、1)
「グリコの景品」 ◆今回の更新の名古屋つながりで、昔の子供向けの人形の写真を載せました。 名古屋に住んでいた昭和30年(1955年、小2)頃に、あの有名な赤い箱のグリコキャラメルの景品当たり券でもらった子供向けのフランス人形です。当たり券を持って、結構遠い店にもらいに行ったことをうっすらと覚えています。あれから55年間、どこかへなくすことも、捨てることもなく、ずっとそばに居つづけてくれました。特別な保存をしていないので、色褪せ、変色、汚れ、生地の傷みが見られますが、これからも大切にしていきたいと思っています。 昭和30年頃、キャラメルメーカーが競って、キャラメルに子供向けの景品を おまけにつけていました。カバヤキャラメル、紅梅キャラメル・・・。東京に来てからも紅梅キャラメルは景品目当てによく買いました。この人形を見るたびに、当時のこと思い出します。 ◆戦後ベビーブームで小学校が二部制だったこと、おかずにするイナゴをよく採りに行ったこと(稲に止まっているイナゴを手で捕まえて、針金に刺して数珠つなぎに)、よもぎやツクシをよく摘んだこと、なぜかしらサトウキビをよく食べたこと、サツマイモのふかし芋を菓子代わりによく食べたこと、竹とんぼ、竹でっぽう、凧、糸巻きと割り箸で作った戦車、釘を熱して叩いて小刀を作ったこと、みんなでよく焚き火をしたこと、川魚を捕っていて、急に深みにはまって、溺れかけたこと。軽飛行機から大量に撒かれ、大空をヒラヒラ舞う広告、宣伝用のビラを、宝物でも見つけるように、夢中になって追いかけたこと。 ▲稲や麦の緑が鮮やかだったこと、庭にはダリヤ、カンナ、松葉ボタンが咲いていたこと、矢車草(菊)が好きだったこと、蜜蜂が飛び交う菜の花畑が好きだったこと、坂の上にある一級上の女の子の家の垣根のピンクのバラがきれいだったこと、一番の仲良しの家には清水が湧いていて、石がけのすき間で何匹もの蛇(たぶんマムシ)が蠢いていたこと、銀ヤンマ、黒アゲハ蝶、蝉、カブトムシ、カミキリムシ、黄金虫、タマムシ、鮒、ドジョウ、ザリガニをよく捕りに行ったこと、レンガ4個と割り箸とまき米の仕掛けで雀を捕ったこと、蚊帳の中に放った蛍が幻想的だったこと。 ▲子供用の自転車がなかったので大人用の自転車に三角乗り(背が低いのでサドルには乗れないので、三角のフレームの間に片脚を突っ込んで反対のペダルを踏んで不自由な姿勢で運転する)をして、友達と名古屋港まで行ったこと、井戸水を使っていたこと、ご飯はカマド、煮炊きは石油コンロであったこと、暖房は練炭、豆炭、炭、湯たんぽであったこと、母親に連れられて映画「君の名は」を見に行ったこと、ラジオ放送のヤンボー・ニンボー・トンボー、笛吹童子、赤胴鈴之助などを聴いていたこと、夜、小学校の校庭で行われた映写会で見た「ヒロポン」(※参照)の撲滅キャンペーン映画の怖かったこと。 ▲カレー粉が「キンケイ」と「オリエンタル」、醤油がたまりで「サンビシ」、味噌が八丁味噌、がんもどきが「ひりょうず」(飛竜頭)、トウモロコシが「コウライ」、ラーメンが「シナそば」、馬鹿が「たわけ」、くだらないが「とろくさい」、隅っこが「くろ」、近所に住んでいた友達の先生の家の甘味料が「サッカリン」、運動靴が月星とアサヒ、殺虫剤がDDT、蚊取り線香が金鳥、父の整髪料が柳屋、丹頂(現マンダム)、母の化粧品が口紅のキスミー、クリムームのマダムジュジュ、化粧水の明色アストリンゼン、石鹸がミツワ、頭痛薬がケロリン、傷薬が赤チン、母が買い物の帰りによく買ってくれた氷菓が「ドリアン」で、父が買ってきてくれたチョコレートが「ロータリーチョコレート」だったことなどを思い出します。 ▲ホンダのスクーター・ジュノオ号に跨った父の姿(前々回で既出)、母と一緒の帰りの夜道で、家近くの坂の上から見た遙か遠くの夜空に輝く天の川の美しかったことが、特に印象深く心に残っています。(2010、3、1)
「星影の小径」と「黄昏のビギン」 ◆この二曲、テレビCMソングではあまりにも有名な伝説的な名曲。時々忘れた頃に、どこかの会社のCMで流れてきます。それほど魅力ある歌なんでしょう。ある意味、ロングセラーCM曲。二曲とも昭和に作曲された相当古い歌謡曲、哀調漂うメロディーにのせて、洒落た歌詞が、心に染る。多くの歌手によりカバーされていますが、なんと言っても、”ちあきなおみ”の歌唱が絶品。これほどしっとり、情感豊かに、歌い上げ、心に響く歌手は希有。 「星影の小径」は、昭和25年(1950年)、矢野亮作曲、利根一郎作詞、歌手:小畑実。AGFマキシムコーヒーのCM(1986年、昭和61年)、外車のアウディのCM(1992年、平成4年)、フジテレビ系昼ドラ「真実一路」の主題歌(2003年、平成15年、歌手:根津歩)、キリンビバレッジ「実感」のCM(2006年、平成18年)、日本綜合地所のCM(2006年、平成18年から数年、歌手:アン・サリー)、戦後間もない頃にこんな粋で洒落た斬新な歌がつくられていたとは、驚き、感動。※根津歩、アン・サリー以外はすべて、ちあきなおみ歌唱。 ♪「静かに 静かに・・・アカシヤの香りよ・・・ アイラブユー アイラブユー ・・・星影の 小径よ」♪ 「黄昏のビギン」は、昭和34年(1959年)、中村八大作曲、永六輔作詞、歌手:水原弘。京成スカイライナーのCM(1991年、平成3年)、ネスカフェ・プレジデントのCM(1999年、平成11年〜数年)。ちあきなおみは、1992年以降活動休止で引退状態に。京成スカイライナーのCMではそれほど話題にならなかったが、休止状態約10年後のネスカフェ・プレジデントのCMで徐々に静かに人々の心を打ち、話題となり、ブレークする。2000年、「かもめの街」とのカップリングで、シングルCD及びシングルカセットで発売された。 ♪「 雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜・・・」♪ 二曲とも、YouTube で、ちあきなおみの歌う映像が楽しめます。読者投稿の感想も絶賛の嵐。テイチク他から今でもこの二曲を含む各種CDが発売されています。私は、1991年発売のCD(テイチク)「ちあきなおみ全曲集」と2003年発売のCD「ちあきなおみ VERTUAL CONNCERT 2003 朝日のあたるたる家」 (テイチク)を持っています。「黄昏のビギン」は、歌はもちろんのこと、編曲、演奏が素晴らしい。特に1991年発売のCDの、ギターのシンプルなアルペジオの伴奏の間に奏でられるむせび泣くようなストリングスの音色はうっとりするような美しさ。残念ながら「星影の小径」は収められていません。 ◆最近、コナン・ドイルを読んでいます。中学生の頃に読んだマーク・トウェインの「トム・ソヤーの冒険」と「ハックルベリーフィンの冒険」をもう一度読もうと本屋の文庫本の棚を探していたら、偶然すぐそばに「コナン・ドイル傑作集(1)」があり、併せて三冊買うことに。短編集の「コナン・ドイル傑作集(1)」から読み始めたら、実に面白くて、はまりつつあります。「緋色の研究」、「四つの署名」を読み、今はシャーロック・ホームズの冒険」を読み継いでいます。コナン・ドイル新潮文庫版、全冊購入しました。少しずつ読みたいと思っています。読み続けられるのは、内容の面白さもさることながら、短編集であることにもあります。人名、地名などの外国名がなかなか区別つかないので、紙に登場人物などを鉛筆でメモして読んでいます。シャーロック・ホームズの熱狂的ファンをシャーロキアンということを初めて知りました。
「’10新年」 ◆新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。本年も月一の更新を心がけたいと思います。雑記の方も、出来るだけ多く更新したいと思います。 昨年は、例年に比べて、写真多く撮ることが出来ました。今年も、気張らないで、無理せずにマイペースでいろんなカメラでシャッターを切りたいと思います。それぞれのカメラ、1回は使ってあげたいと思います。みんなそれぞれ、その時々、思い入れ、思い出があったカメラです。 写真をやってて良かったなあと思うことの一つに、以前撮った写真にいろいろ励まされることです。それはそれは自分にとって大きな力となっています。 ◆昨年見たテレビで印象に残っているのは、TBSの「JIN−仁」でしょうか。最終回が謎を残したまま曖昧に終わったところが、肩すかしを食らったようで残念でしたが、全編、真摯に丁寧に作られていて好感が持てました。それにしても、綾瀬はるかは何とも言えない不思議な魅力に満ちています。 NHKの「外事警察」の迫力、緊迫感、凄みには圧倒されました。モノクロを思わせる映像、音楽もすばらしかった。余計な無駄な映像がないのには感心しています。好演した尾野真千子という女優、初めて知りました。 テレ朝の「警官の血」(江口洋介、吉岡秀隆、伊藤英明)、「刑事一代」(渡辺謙)も心に残っています。 テレ東の「 命のバトン− 最高の人生の終わり方 」(小林稔侍、南沢奈央)も。 再放送で楽しんだのはフジの「29歳のクリスマスイブ」(1994年)、 山口智子、松下由樹、柳葉敏郎、水野真紀、仲村トオル。特に山口智子、松下由樹、柳葉敏郎の掛け合い、生き生きした表情が魅力的。DVD化されていませんが、Wikiによるとマライア・キャリーの歌う主題歌「恋人たちのクリスマス」が、著作権料が高額になるためとか。惜しい。 同じくフジの「ガリレオ」も気軽に楽しめました。1時間1話完結がこのドラマの魅力。 NHKの「ブラタモリ」も秀逸。特に「本郷」の回が面白かったです。清純可憐な(?)久保田祐佳アナもいいですね。熱く語るタモリを、時に真顔で、時にさわやかな笑顔で受け流して、うまく相方を務めています。タモリ使用のコンパクトカメラは、リコーのGRデジタルのようです。 年末に偶然、地上波の再放送で見たBSエンターテインメント「昭和歌謡黄金時代~春日八郎と三橋美智也~」の二人の歌のうまさには舌を巻きました。 ちあきなおみの回の再放送も、是非見たいです。彼女の歌う「黄昏のビギン」、「星影の小径」は、それはそれはすばらしいです。いつか触れる機会があればと思っています。 ◆バイクは、ホンダの実用車CD125(「雑記」、「バイク散策」で紹介済み)と 二代目MF03のフリーウェイ(モノクロの「動坂」で少しだけ触れました)に乗っていますが、フリーウェイの方が乗る機会が多いですね。中古で11500kmを去年の5月に購入。今のビックスクーターに比べコンパクトなのが最大の魅力。取り回し、Uターンがとても楽に出来ます。クラッチ操作をしなくてもいいのが、年を取ってくるとありがたいですね。右足ブレーキも自分には便利。馬力、ブレーキ性能、サス等、街乗りには必要十分。座り心地のいいシートの下には、大容量のボックスがあり、ほとんどの荷物が入り、とても重宝しています。花束が入るのがいいですね。10キロの米袋も。リアボックスを付けていますが、写真撮影の時以外は、普段は必要ありません。買い物、写真撮影によく乗ります。とにかく乗りやすいスクーターです。映画「20世紀少年」に少し出てきます。初代MF01のフリーウェイにも乗っていましたが、発進加速は、とにかくすごかったですね。当時はナナハンキラーの異名も。マフラーからパンパンとよく音が出ました。(アフターファイヤー) ◆下のホンダ・ジュノオK型(1954年、昭和29年発売)は父が乗っていたスクーターです。大型スクーターの先がけとなったモデルです。父はジュノオ号と呼んでいました。ローマ神話の女神ジュノーを思わせる実に優美で粋なスタイルをしていました。(当時価格185、000円、びっくりするぐらい高い。)今でも、夕暮れ時、家族の前で納車したてのジュノオに誇らしげに跨っていた55年前の父の姿を、時々思い出します。メーター周りの赤や橙のランプが夕闇の中で妖しく光っていました。(遠い記憶の中では緑色の光も?)この頃よく父にバイク雑誌をねだったのを覚えています。創生期のホンダがバイク専業メーカーの自負をもって、意欲的に送り出した第一号スクーター、FRP樹脂ボデイ、セルスターター、標準装備のウインカー、全天候型大型ウィンドシールドなどの数々の斬新な新機構を盛り込み、当時としてはスパーカー並に注目を集めたとか。 ▲しかし、値段が高い、重い(乾燥重量170kg)、8馬力にも満たない非力な馬力、スクーターにしては不便なクラッチ操作ミッション、オーバーヒートや片持ちサス等の技術未熟による不具合が発生して、販売面で苦戦。先行ライバルの富士重工・ラビット、三菱重工・シルバーピジョンの後塵を拝し、翌年には販売中止に追い込まれた。ホンダを倒産寸前の苦境に追い込んだモデルであるが、技術者のチャレンジ精神、革新的な技術、アイデア等が、マン島TTレース挑戦や名車スーパーカブ(FRP樹脂技術)、屋根付き二輪車ジャイロ・キャノピーやキャビーナなどの後続バイクに活かされていく。当時は災いをもたらした女神であったが、その後のホンダを見た時、世界有数の企業に育て上げた守護神だったのかも知れない。※Junoは結婚、出産、誕生、6月(June)を司る女神、→6月の花嫁。 ▲ホンダ・ジュノオK型の映像が、NHKスペシャル(1991,12,15放送)「我が友 本田宗一郎〜井深大が語る”技術と格闘とした男”〜」に収録されています。約50秒、スポットライトを浴びたゴージャスなジュノオは、今でも十分に通じる、惚れ惚れするような上品な洒落たスタイルをしています。どことなくアメ車の雰囲気も漂っています。興味ある方は、NHKオンデマンドで315円で視聴出来ます。 ▲ホンダツインリンクもてぎのHonda Collection Hallに現車が展示されています。(2009、12、31)
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